姿勢
ストレートネックと体幹について
最近首がずーんと重たい。
朝から首まわりがこっているというかまるで重いヘルメットでもかぶってるような感覚ということがよくありませんか。
ひょっとしたら「ストレートネック」になっているかもしれません。
ストレートネックとは?
本来、首の骨(頚椎)はゆるやかなカーブを描いており、頭の重さをうまく支えています。スマホやパソコン作業などで顔が前に出る時間が長くなり、このカーブが失われて首がまっすぐになってしまいます。
そのような状態を「ストレートネック」と呼びます。鏡の前で姿勢をチェックしてみたら…顎が前に出ているという方も少なくありません。
無意識のうちに負担をかけていることがよくあります。
ストレートネックになると、首のこりや肩こりだけではなく
• 頭痛
• 目の疲れ
• 手のしびれ
• 自律神経の乱れ(寝つきが悪い、イライラなど)
につながります。
筋肉の“コア”部分
体幹とは、簡単に言うと胴体まわりの筋肉全体のことです。
腹筋や背筋だけじゃなく、骨盤のまわりやインナーマッスル(深層筋)も含まれています。
この体幹がしっかり働いていると、姿勢を保ったり、歩いたり座ったりといった日常動作をスムーズに支えてくれます。
逆に体幹がうまく働いていないと姿勢が崩れたり、カラダに余計な負担がかかったりして、結果的に「重たい」「疲れやすい」につながってきます。
ストレートネックと体幹の関係
たとえばストレートネックも、首だけの問題に見えて、じつは体幹のバランスと深く関係しています。姿勢を支えるはずの体幹が弱ってくると、首や肩まわりに頼りがちになります。本来は腹筋や背筋で支えるべき上半身を、首で支えようとしてしまいます。
結果、首が前に出て、ストレートネックに…。
これはもう、首がかわいそうですね。
自分のカラダに気づくことから始める
体幹を鍛えるって、なんだか大変そうなイメージがありますが、“整える”という言い方に換えると取っ付きやすいかもしれませんね。
• 椅子に座って、骨盤を立てて背筋を伸ばす
→ 最初は3分ももたないかもしれませんが、だんだん楽にできるようになってきます。
• 仰向けに寝て、膝を立てた状態で呼吸を整える
→ お腹と背中に意識を向けて、ゆっくり深呼吸。地味ですが内側から整う感じがします。
• 軽いピラティスの動き(動画を見ながら)
→ 呼吸と連動した動きで、体幹まわりがじんわり温まるります。
バランスが整うと気持ちまで安定する
体幹のバランスが取れてくると、不思議とカラダの軸が定まった感じがします。姿勢がラクになり、首や肩の緊張も少しずつやわらいで、歩くのも呼吸するのも自然になります。
そして何より、気持ちまでどっしり落ち着つきます。
ぐらついていたのは、カラダだけじゃなかったのかもしれませんね。