関節痛
股関節の硬さと腰痛について
なかなか治らない腰痛
「腰痛がなかなか良くならない」「慢性的な腰の重だるさが続く」…そんなお悩みをお持ちの方も多いと思います。そのような腰痛、実は腰だけでなく股関節の状態が関係していることをご存知でしょうか。
腰痛の原因は腰だけじゃない
腰痛と聞くと、腰椎や椎間板など「腰そのもの」に原因があるように思われがちですが、股関節の柔軟性や可動域の低下が腰に負担をかけているケースも少なくありません。
例えば長時間座りっぱなしや運動不足により股関節が硬くなると、骨盤や腰椎が股関節の代わりにに動かされてしまい、腰にストレスが集中します。この状態が続くと筋肉の緊張や神経の圧迫が起こり、慢性的な腰痛へとつながってしまうのです。
鍼灸でアプローチする股関節と腰
鍼灸では筋肉の緊張を和らげ、気血の巡りを改善することで、股関節や腰回りの不調にアプローチします。特に「環跳(かんちょう)」「腎兪(じんゆ)」「委中(いちゅう)」といったツボは、股関節から腰の血流や神経の流れを整える上で有効とされています。
また東洋医学的な視点からは、腎の弱り(腎虚)が腰痛の背景にあると考えられることも考えられます。こうした体質的なアプローチができるのも、鍼灸ならではの強みです。
整体で整える骨盤と股関節の連動性
整体では、骨盤と股関節のバランスを調整することで、腰への負担を軽減させる施術を行います。骨盤が前傾または後傾すると、股関節の動きが制限され、腰に不自然な圧力がかかります。
特に骨盤矯正や股関節の可動域を広げるモビリティ施術は、腰の安定性を高め、再発予防にもつながります。カラダ全体のアライメント(姿勢)を整えることで、根本的な改善を目指すのが整体の特徴です。
股関節から腰痛を見直すことの重要性
慢性的な腰痛に悩まされている方の多くは、股関節の動きに制限が見られます。「腰が痛い=腰を治療する」ではなく、「腰が痛い=股関節や骨盤を含めた全体のバランスを見直す」という視点が重要です。
鍼灸や整体は局所的な痛みの緩和だけでなく、身体全体の調和を取り戻す手段としても非常に有効です。薬に頼らない自然療法として、多くの方が効果を実感しています。
まとめ
腰痛の根本原因が股関節の硬さや歪みにあるケースは非常に多くあります。鍼灸で筋肉とツボにアプローチし、整体で骨格を整えることで、再発しにくい体づくりをサポートできます。
長引く腰痛にお悩みの方は、ぜひ鍼灸や整体を取り入れたトータルケアを検討してみてください。あなたのカラダの声を、プロの手で丁寧に読み解いていきましょう。