東洋医学
女性ホルモンと自律神経の関係を鍼灸・整体で整える
女性ホルモンと自律神経バランスの乱れが招く不調と鍼灸・整体によるケア法
女性の体調は月経・妊娠・出産・更年期など、人生を通じてホルモンバランスに大きく左右されます。そしてそのホルモンと深く関わっているのが自律神経です。実は、女性特有の腰痛や頭痛、気分の浮き沈みの裏には、自律神経と女性ホルモンの密接な関係があるのです。
自律神経と女性ホルモンの関係とは?
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで成り立ち、体温調節・内臓の働き・血流などを無意識にコントロールしています。一方女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)は卵巣から分泌され、月経周期や感情の安定に深く関わります。
この2つは脳の視床下部という場所でコントロールされており、どちらかが乱れるともう一方にも影響を及ぼします。たとえば、PMS(月経前症候群)でイライラしたり、倦怠感や頭痛が出るのは、自律神経がホルモン変動に影響されているからです。
更年期の不調と腰痛・頭痛
40代以降になると女性ホルモンの分泌が急激に低下し、「更年期障害」といわれるさまざまな不調が現れます。のぼせ、ほてり、汗、めまい、不眠、イライラなどに加え、慢性的な腰痛や頭痛を訴える方も少なくありません。
これは血流や筋肉の緊張、自律神経の乱れが原因となっており、病院では「原因不明」とされやすい症状です。
鍼灸・整体で整える自律神経とホルモンバランス
こうした不定愁訴には、東洋医学的なアプローチが効果的です。鍼灸や整体ではツボ刺激や骨格調整を用いて自律神経のバランスを整え、血行促進や内臓機能の調整を行います。
特におすすめのツボ:以下のツボにお灸などツボ刺激を行うと不調が改善します。
三陰交(さんいんこう):女性ホルモンのバランスを整える代表的なツボ。足の内くるぶし上にあります。
百会(ひゃくえ):自律神経と気の巡りを整えるツボ。頭頂部にあります。
整体では骨盤のゆがみや猫背など、姿勢の問題もチェックします。骨盤の動きが悪いと内臓の位置も崩れ、自律神経がさらに乱れやすくなります。
当院では女性の「なんとなく不調」に寄り添います
自律神経の乱れは、検査で異常が出ないにもかかわらず、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。特に女性の場合、ホルモンとの連動で変化しやすく、ひとりで抱え込んでしまう方が多く見受けられます。
当院では鍼灸と整体を組み合わせたオーダーメイド施術で、自律神経とホルモンバランスを整える施術を行っています。慢性的な腰痛や頭痛、理由のわからないだるさやイライラにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。